保護司特別研修

昨日午後から大阪市立中央会館にて開催された保護司特別研修に出席していました。

地区保護司会に出席出来なかった方々を対象に毎年行われています。
2件の研修。
ひとつは就労支援、もうひとつは刑の一部執行猶予制度について。

前にもお伝えしましたが、再犯率が高いのはやはり職業に就けていない事が大きな原因となっています。
協力雇用主、ハローワーク、就労支援相談員、そして保護観察所、保護司などがそれぞれの立場で就労支援に結びつける事が大切です。
また国も2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催を視野に「世界一安全な日本」創造戦略の中で犯罪の繰り返しを食い止める再犯防止対策の推進として昨年末に犯罪対策閣僚会議のなかで協力雇用主への支援を行うことを閣議決定されました。
このように再犯防止に向けての就労支援などにチカラを入れようとされています。
協力雇用主などに補助を行う事で更生保護活動に協力をお願いすることも一つとなります。
そして地方自治体にも様々な支援の動きが全国的に広がってきています。

犯罪のない明るい社会を目指すために全ての皆様のご理解を頂きたいと思っています。

刑の一部執行猶予制度については平成25年6月19日にこれまでにない新たな制度である刑の一部執行猶予を導入する刑法の一部改正する法律と薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部執行猶予に関す法律が公布され、更生保護法も初めて大きな改正が行われるということです。
施行は公布の日から3年以内ということで大まかなことは分かっていても詳細についてはまだ不明な点が多くあります。

これらの研修でまた多くの事を学ぶ事が出来ました。
保護司の仕事は本当に様々な事案があり大変ですが、保護観察期間が満期になった時の笑顔を忘れることはありません。

珍しく長文になってしまいました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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