「富枝」という名前が子供の頃、好きではありませんでした。
私達の世代は「○○子」と子で終わる名前が多く、憧れました。
父はいつも私の事を「宝物」だと言ってくれています。
何故かといいますと男児が二人続き三番目に女児が産まれた事、そして父の二度目の選挙当選後すぐに私が産まれた事、こんなめでたい事が続いた事をたいそう喜んだと聞きました。
早速名前を決めなければならないと思い考えたのが、両親の名前から一文字ずつ取り「富枝」と決めたとか。
子供ながらに単純な名前の付け方だと思いましたが、今となっては両親の名前を貰った事を誇りに思っています。
だから敢えて平仮名にせず貰った漢字の通り使っています。