ひらかた市民菊人形の会の方々が作られた菊人形です。
市民の方々の手で菊人形の歴史を継承しようと平成18年に会を結成されました。
そして今年は9回目。
今年のテーマは「渚の院」
平安時代、在原業平は惟喬親王とよく鷹狩りに出かけ、そして渚の院を訪れたということです。
渚の院に咲く桜の花を見て在原業平が和歌を詠まれたということ。
中でも有名なのが
世の中にたえて 桜のなかりせば 春のこころは のとけからまし
という和歌です。
この世の中に、桜というものがなかったら、春を過ごす心はのどかであったろうに。という通釈。
その昔、色々な争いの中でこのような気持ちになられた業平の思いを和歌から読み取る事ができるのかも知れません。